私大医学部19校最短合格マニュアル


目次

はじめに

当会では、医学部受験指導をメインとする予備校講師、塾講師、家庭教師を対象とした勉強会を名古屋で行っています。本書は、その勉強会で使用されているテキスト、及び、南野先生が話された内容を元にしています。発刊にあたり、私大医学部受験を目指す受験生達にとって、より読み易く、理解し易い様に、一部を加筆訂正しています。

 

本書は、私大医学部、中でも以下の大学に対象を絞っています。愛知医科、岩手医科、金沢医科、川崎医科、北里、杏林、近畿、久留米、埼玉医科、聖マリアンナ医科、帝京、東海、東京医科、東京女子医科、獨協医科、日本、兵庫医科、福岡、藤田保健衛生の19校です。また、「私の医学部合格作戦(エール出版社)」に、本書で書かれている勉強法で医学部に合格していった卒業生の体験記が掲載されています。掲載された当会卒業生の文章につきましては、神戸講師会のHP上で全文掲載されていますので、勉強の参考にしてください。

 

 

 

医学部対策チーム講師陣より

この本は、私大医学部、中でも以下の大学のみに絞って書いていきます。愛知医科、岩手医科、金沢医科、川崎医科、北里、杏林、近畿、久留米、埼玉医科、聖マリアンナ医科、帝京、東海、東京医科、東京女子医科、獨協医科、日本、兵庫医科、福岡、藤田保健衛生の19校です。

 

私大医学部のみに絞って書くことは元々考えていて、全国29校の私大医学部から、慶應、東京慈恵会医科、順天堂などの大学を外し、25校くらいをターゲットに本書を書くことを当初は想定していました。実は、関西医科、昭和、東邦などについても当初は対象としていました。この辺りは「やや難」という位置付けではありますが、正しい受験戦略を立て、各科目基本的なことをしっかり抑えていき、直前期に応用力を付ければ、十分に合格最低点は取れる大学だからです。そのため、これらの大学に関する原稿もすでに書いていました。

 

そういったこともあり、ターゲット校を19校にまで絞ることは、随分迷ったのですが、結果としてこれらの大学についても思い切って省きました。照準を19校に絞ることで、合格への精度をより高めるためです。

 

ターゲット19校以外の、私大医学部や国公立大医学部を志望校にする受験生というのは、私たちの経験上、あまり細かいことを気にする必要がないというか、比較的スイスイ勉強が進んでいく受験生が多いものです。灘高生をはじめ、甲陽生、大阪星光生など、所謂有名進学校と言われるところですね。そのような受験生は、現役生はもちろん、高卒生も、正しい方法で勉強を進めていけば、受験勉強の過程で大きくつまずく生徒はそんなには多くないというのが僕の印象です。一言で言うと、「受験勉強において器用である」という表現が適切でしょうか。

 

 

それに対して今回ターゲットにしている19校を志望校とする受験生たちは、

  • 科目間の偏差値に大きな差がある。
  • 同じ科目でも単元により出来の幅がある。
  • 模試ごとに偏差値が安定しない。
  • 勉強方法がいまいち定まらない。
  • どこに力を入れるべきか、入れなくていいかが分からない。

こんな悩みを抱えていて、その結果、頑張っているのに、空回り、遠回りしてしまっている生徒が多いように感じていました。これはまた、講師会の主催する勉強会に参加している医学部受験をメインとする講師達からの声、神戸講師会に寄せられる学習相談からも感じていたことです。

 

だから、どちらかというと私たちはそういう受験生についつい気持ちが入ってしまう。そんな気がします。これらの19校の医学部に合格するということは、楽々と辿り着けるゴールではありません。しかし、しっかりと戦略を立てて、やるべきことをやれば、つまり正しい勉強法で勉強を進めていけば、とても遠いゴールというものでもありません。 近年は、私大医学部という特殊性を過度に受験生に煽る情報が多いため、ついつい受験生は翻弄されてしまい、複雑に難しく考えがちです。難しく考え、更には焦ってしまい、自分自身でゴールを遠くしてしまいます。焦ってしまうということは、それだけ受験生が本気だという事ですが、合格というゴールまで遠回りになってしまい、勿体無いことです。 

 

受験には膨大なデータがありますが、その中でも必要な情報は今やネットでも手に入りますし、書店でも販売されています。本書では、

講師会の勉強会に参加している講師達から寄せられるデータ、そして、これまで指導してきた講師陣のデータ。こうした生きたデータの中から、講師たち自身のフィルターを通したものを紹介していきます。無駄な遠回りが無く、最短最速で合格に近付けるように。そう考え、ターゲット19校を志望校とする受験生のみのために、19校のみの対策に絞り書いていきます。そして、本質的なところに焦点を当てながら、実践的な勉強方法を紹介していきます。

 

本書は、受験生(高三生、高卒生)を対象にしています。受験勉強、特に医学部受験は、ただでさえ心理的にきつくなるものです。できるだけ気楽に読んでもらえるように、そして何より読むことで心理的にきつくならないようにと思い書いています。受験勉強の厳しさをうたうような本、精神論、根性論を盛り込んだ本は、沢山あると思うので、読んだ後に少し気分が楽になったり、少し勉強がはかどったり、「よし、やってみよう」と少しやる気になったり、少しご両親と言い争いの数が減ったり(笑)、そういう「少し」の変化を読後に感じて貰えると、嬉しく思います。

 

 

 

2015年 4月