ターゲット19校最短合格マニュアル


第5章 ターゲット19校科目別勉強法

執筆講師:篠崎咲帆 熊沢敦子 加島健 西拓哉  

 

※科目ごとの特性があるため、科目別に表記方法を変えています。

 

英語

★無理は禁物

文法、長文、単語など、勉強を開始する時期、仕上げる時期についてはあくまで目安です。消化せずに、無理にこの目安を守ろうと進むと、逆効果になります。焦らずに、着実に進んでいきましょう。

 

 

★効果的な学習順序

中学範囲の文法を4月中に終了させる。

         ↓

高校範囲の読解用英文法を5月から開始し、6月末または7月中旬に終了させる。

         ↓

7月中旬から10月末ごろまでつめて長文読解の学習をする。

並行して、文法問題用英文法、語法、単語、熟語(発音・アクセント)などの暗記にも取り組む。

         ↓

11月中旬ごろに、過去問を解いてみて、自分にどの力が足りないかを確認する。

その結果によって、読解をさらにするべきか、それとも長文読解用英文法の苦手単元をうめるべきかを判断する。

 

 

★まずは長文問題

ターゲット19校の入試問題では、文法問題の出題も少なくありません。しかし、まずは長文問題の対応力を養い、その後、文法・語法の対策に取り組むことにより、より効率よく学習することができます。このように学習順序によって学習効率が大きく左右されるため、講師会では文法・語法の学習を始めるタイミングについても指導しています。高1、高2生の学習ペースの目安については、神戸講師会のHPで公表していく予定です。

 

 

★おすすめのテキスト

テキストは改訂、または廃版となるケースがあります。そして、必ずここに書かれているテキストを使用しなくてはいけないということではありません。あくまで、テキストを選ぶときの参考、目安にしてください。

 

★の数が多いほどが学習の優先順位は高くなります

 

読解用英文法対策 ★★★★★

読解用英文法

中学文法と高校文法それぞれ1冊ずつ(多くて2冊ずつ)で十分です。

ただ、同じテキストを2~3冊買って繰り返すのは非常に効率が良いためおすすめです。

<中学文法>

・一・二年の復習英語(理社出版)

・10日で完成1,2年の英語総復習(新興出版社)

・まとめと完成中学3(創育)

・新中学問題集2、3(塾専用教材)

<高校文法>

・高校初級英文法(文英堂)

・高校これでわかる問題集英文法基礎(文英堂)

・高校リード問題集Ⅰ・A(塾専用)

 

長文読解対策 ★★★★★

 

1、英語長文ハイパートレーニングレベル1

基礎レベルの長文です。

2、英語長文ハイパートレーニングレベル2

ユニット1、4、8は、レベル2の中でも難易度が高めです。そのため、他のユニットを終了させてから取り組みましょう。

3、センター試験過去問数年分 

センター試験の過去問は解説が少ないため、しっかりと文構造を説明してくれる先生がいなければ飛ばしてください。

4、英語長文ハイパートレーニングレベル3

入試問題の難易度が「簡単」な大学は必要ありません。また、時間が無い場合は、ハイパー問題集レベル3は飛ばして私立医大の英語【長文読解編】に進んでください。

5、私立医大の英語[長文読解編] 

 2まで完璧に理解できていれば解説が無くても理解できるはずですが、文構造の解説が無いため、文構造については学校、塾の先生に質問をして確認するようにしましょう。

6、志望校の過去問 

 過去問は解説が少ない上、一度出た問題は基本的に出題されることはありません。

そのため、力をつけるためではなく、傾向や出題形式に慣れたり、時間配分の感覚をつかむために取り組んでください。2~3年分で十分です。 

 

語彙対策 ★★★

優先順位は、熟語よりも単語の方が高くなります。単語は①②を完璧に仕上げ、余裕がある受験生は③に進んで下さい。

 

単語 

①速読英単語(入門編)

②速読英単語(必修編)、ターゲット1400、ターゲット1900などのうちから1冊。ただし、ターゲット1900を選択した場合、まずは1~1500までを完璧に仕上げて、そのあと余裕があれば1900まで取り組むようにしましょう。

 

③医歯薬系の英単語

基本的には19校のうちどの大学も取り組む必要がありません。余裕があり、志望校の長文に医療系の語彙が多い受験生は取り組んでください。

 

 

 

熟語

熟語は以下から1冊、多くて2冊で十分です。

中学英熟語ターゲット380 旺文社、ネクステージ(パート3)、合格英熟語300

 

文法・語法対策★★ 

Next Stage 英文法・語法問題(パート1の文法・2の語法)

読解用英文法のテキストが完璧に習得できていれば、間違えても解説を見れば自分で理解できるはずです。もし、解説を見ても自分で理解できない場合は、読解問題対策のテキストをやり直しましょう。

 

 

会話文対策★

Next Stage 英文法・語法問題(パート3の会話文)

会話文は、読解力が養われている場合特別な対策をしなくても解けるため、余裕があり、会話文が出題される大学を志望する受験生のみ取り組んでください。

 

発音・アクセント

Next Stage 英文法・語法問題(パート4のアクセント)

発音・アクセントは、Next Stageのパート4で学習します。これは量が少ないので、少なすぎると思う人は、薄めの問題集を使用してください。5年以内に出版されたものであれば、何を使

 

数学

★ターゲット19校に合格するために必要な数学の力とは

数学は1題の配点が高いため、全科目のなかで最も点差のつきやすい科目です。兵庫医科など、ターゲット19校の中で合格点が高くない大学もありますが、ほとんどのターゲット19校に合格するには高得点が要求されます。試験時間に対して問題量が多く、標準レベルの問題が多いことが特徴です。試験時間内にいかに得点を積み重ねられるかがポイントとなります。ミスをしないこと、計算力があることが重要です。

 

★数学の基礎力とは

数学の基礎力とは、言い換えると、典型問題の解法パターンをどれだけ習得しているかということです。入試の典型問題はチャート式の例題に全て掲載されています。ターゲット19校に合格するため、数学で高得点を狙うには、まず、チャートの例題を徹底的に習得しましょう。これも英語同様、人に説明できるレベルまで、今解いている基本例題、(重要例題)がどのページにあったか覚えてしまうくらい何度も繰り返し、解法を定着させましょう。解法定着に不安がある場合、例題の下についているプラクティスを使用することをおすすめしています。数列、ベクトル、微分・積分など自分ひとりでは理解、定着させにくい単元もあります。そういった単元は、学校または塾、予備校の先生にしっかりと教えてもらい、解法の定着は、出来れば9月末まで、遅くとも10月末までには終わらせましょう。この解法の定着は数学で高得点をとるために、最も重要な土台となる学習です。

 

★ターゲット19校に合格するための計算力とは

 

ターゲット19校に合格するための計算力というのは、ただ単に、足し算、引き算などの計算が速いということではありません。1つの問題に対していくつもの解法が頭に浮かぶ力があること。その中で、最後の解答に至るまでに、1番速く楽に計算を進められる解法を選択でき、結果的に計算ミスを減らす力があることです。この計算力をつけるためにはまず、典型問題の解法を徹底的に定着させることです。チャート式で、典型問題の解法を徹底的に習得すればするほど、様々な解法パターンを選択肢としてあげることができ、より適切な解法を選択できるようになります。例えば、最小値を求める問題が出題された場合、平方完成、微分、相加相乗平均、三角関数の合成などのいくつか考えられる解法パターンを選択肢に上げることができ、そしてその選択肢の中から、出題されている問題を解く過程で、最も楽な解法を冷静に選べるようになることです。

 

★黄色チャートと青チャート、どちらを使用するか

 

大学全般のレベルから見ると私大医学部の偏差値は高い位置づけです。そのため、どうせやるなら青チャートから演習したいと考える受験生も多くいます。しかし、ターゲット19校で出題される問題は、ほとんどが標準レベルであることを考えると、黄チャートで十分、入試に対応ができます。ただし、愛知医科など青チャートの演習が必要となる大学も一部あります。勉強を始める段階(4月)で、偏差値が63~65以上あれば青チャートで学習を始めても問題はありません。

 

 

★解法定着後に取り組むもの

解法定着が終わったら、チャート式のエクササイズ、過去問を使い演習を進めていきます。すぐに解法が思い浮かばない場合でも15~20分は考えるようにします。私大医学部の問題レベルがいくら標準的とはいえ、試験当日はやはり見慣れない問題も出題されます。そういった問題が解けるかが合否に大きく関わってきます。演習時は、すぐに答えを見ずにしっかりと思考して解く訓練をすることで、試験当日、見慣れない問題への対応力を発揮することができます。そのために、演習時は今までチャートで覚えた解法を思い出しながら、手を動かして必ず自力で答えを導き出すつもりで取り組みましょう。入試問題は、必ず答えが出るようにできています。簡単にあきらめずに、じっくりと考える習慣をつけましょう。

 

★間違えた場合、どこから解き直すか

問題を間違えた時、解ききれなかったときは、どこで詰まったのかを解答を見てしっかりと明確にしておくこと。解法が思いつかなかった場合は、チャートの例題に戻り、該当の例題を確認する。これを繰り返すことにより、定着していない解法を明確にすることができます。また、正解であった問題でも、解答のほうが効率が良い場合、それを自分のものにしておくこと。尚、途中でミスした場合、もう一度最初から解きなおすのではなく、自分の解答のどこでミスしたかを探すことが重要です。受験生それぞれに間違い方に癖があります。どこでミスしたか認識しておかないと何度も同じミスを繰り返してしまいます。

 

★なぜケアレスミスをするのか

 

ケアレスミスをゼロにすることは不可能ですが、なるべくケアレスミスをする確率は下げなくてはいけません。文字の綺麗さ、式の綺麗さ、受験生の性格、その日の体調など、ケアレスミスの要因は様々あります。ただ一番の要因は目の前の問題に対して余裕がないことです。この余裕のなさが、ミスを誘発させます。問題を見てすぐに解法が浮かび、答えまでの道筋がたてば、あとは計算に集中することができます。それができれば自ずとケアレスミスも減っていきます。ミスをしない力、計算力をつけて本番の試験に挑みましょう。

 

★ターゲット19校の頻出単元と解法定着(チャート式)の学習順序

 

帝京大学を除いて、ターゲット19校では数Ⅲからの出題が多くを占めます。なかでも微分・積分は最頻出単元です。ある程度基本が出来ている場合は、数Ⅰの前から順番に進めるのではなく、重要単元から進めていくことをおすすめしています。(既卒生用学習順序参照)知識がほとんどゼロに近い場合は、いきなり微分・積分に取り組むのは難しいため、数Ⅰの数と式から進めるといいでしょう。その場合も、ただ前から順番にⅠ→A→Ⅱ→B→Ⅲと進めていくのでは効率が悪いので、以下におすすめ進度を書いておきます。参考にしてください。

 

<基礎学力(解法定着)を養うための学習順序>

社会人入試、文系出身者、数学に苦手意識がある受験生

勉強にブランクがある、または文系出身者、数学に苦手意識がある受験生は、まずは黄チャートを使用し、解法パターンを徹底的に習得していきます。学習順序は、下記の通りです。1年での合格を想定してカリキュラムを組んでいるため、かなりハードです。焦らず、終了目安時期に固執せずに、各単元、しっかりと理解できてから先に進んでください。

 

数Ⅰ・Ⅱ 数と式

数Ⅰ  二次関数    4月末終了目安

数Ⅱ  図形と方程式

数Ⅱ  微分・積分   5月末終了目安

数Ⅰ  三角比

数Ⅱ  三角関数

数Ⅱ  指数・対数   6月末終了目安

数B  数列

数Ⅲ  極限      7月末終了目安

数Ⅲ  微分・積分   8月末終了目安

数Ⅲ  ベクトル

数Ⅲ  複素数平面   9月末終了目安

数A  確率

数Ⅲ  二次曲線

数Ⅲ  無理関数    10月末終了目安

 

数学を一通り学習し終えている既卒生の学習順序

一通り、数学の学習をし終えている既卒生は、神戸講師会では出題頻度が高い単元順に解法パターンを徹底的に学習していきます。そして、授業で扱う主な単元は下記の10単元となり、残りの単元はさほど頻出ではなく、難易度も下記単元より低いため、宿題ですすめていきます。当然、質問があれば対応するという形をとっています。既卒生の中には、黄色チャートではなく青チャートから学習する受験生もいます。詳細は【黄色チャートと青チャート、どちらを使用するか】を参考にしてください。

 

・授業内カリキュラム

数Ⅲ 微分

数Ⅲ 積分  5月末終了目安

 

数B 数列

数Ⅲ 極限  6月末終了目安

数B ベクトル

数A 確率

数Ⅲ 二次曲線 8月末終了目安

数Ⅲ 無理関数 

数Ⅲ 複素数平面 

数A 整数   9月末終了目安

 

・宿題カリキュラム

数Ⅰ・Ⅱ 数と式

数Ⅰ 二次関数

数Ⅱ 図形と方程式

数Ⅱ 微分・積分

数Ⅰ 三角比

数Ⅱ 三角関数

数Ⅱ 指数・対数

数A 図形

 

物理

★物理を入試科目として選択すること

 

物理は、得点差がつきやすいという点では数学と似ています。そして、数学以上に、物理が得意な受験生は得点にブレが少なく、高得点、満点を狙える教科です。したがって、苦手な受験生との得点差がつきやすい科目です。一部の大学を除いて私大医学部の物理は標準レベルであり、典型問題が多く出題されます。物理を選択するのであれば、試験当日までには得意科目にしておきたい科目です。

 

★物理の基礎とは

数学同様、物理は公式を使って問題を解いていく科目です。また、問題集の厚さを見てもらえればわかりますが、物理自体の学習単元は数学に比べて少なく、使う公式の数も数学ほどありません。だからこそ、公式一つ一つの原理原則をしっかりと理解して、どのような形式の問題が出題されても自由に使いこなせるように力をつけておく必要があります。公式を理解なく丸暗記しているだけでは、いくらターゲット19校の物理が標準的な問題とはいえ、高得点は狙えません。単元ごとに着実に、公式の原理原則を理解、定着させていくことで、物理で高得点をとる基礎を築いていきます。

 

★物理の学習順序

物理は、大きくわけると5つの単元から構成されています。力学、電磁気学、波動、熱力学、原子の5つです。物理の知識が一切なく、最初から勉強する場合は、最も重要で範囲の広い力学から進めていきましょう。その後はどの大学でも、力学と電磁気学が必ず出題されているので、力学が終了したら電磁気学に進みます。電磁気学の最後に交流という単元があります。ここは波動の知識がないと理解できないので、後回しにして次の波動→熱力学→原子という順番で勉強をしていきます。

 

★新課程への対応について

新課程となり、原子を出題する大学が増えると予想されます。過去問では出題されていないため、傾向がつかみにくいと言われています。しかし、傾向がつかみにくいという条件は全受験生同じであることを考えると、問題集を使って演習しておけば問題ないと言えます。

 

★使用問題集

 

物理を最初から学習する場合、シグマ物理基礎、シグマ物理の2冊で勉強していきます。この2冊は問題の難易度が低く、最初に取り組む問題集としては適切ですが、公式の解説が少ないため自分で進めていく場合は、物理のエッセンスを参考書として使うとよいでしょう。シグマの2冊で基本公式の確認と演習が終了した後は、良問の風で演習を繰り返します。殆どのターゲット19校の物理の出題レベルは、入試問題の標準レベルであるため、良問の風を完璧になるまで繰り返すことで充分に対応ができます。ただし、愛知医科などのやや難の問題が出題される大学を志望する場合は、名問の森まで取り組むことをおすすめしています。

 

★単元ごとの学習順序

 

まずは、シグマ物理基礎、シグマ物理を併用して下記の順序で公式の原理原則を理解し、使い方を徹底的に習得していきます。終了時期はあくまで目安です。この通りに進まなかったからといって、焦らずに着実に進めていきましょう。シグマ物理基礎、シグマ物理で基礎をしっかりと固めたら、良問の風で入試の標準問題に取り掛かりましょう。良問の風は時間に余裕があれば、下記の順番でじっくり取り組み、入試まで時間に余裕がない場合、または、一通り物理の学習を終えている場合は、苦手単元からとりくんでいきましょう。

 

力学   等加速度運動

     力のモーメント

     運動方程式 

     慣性力      4月末終了目安

     仕事とエネルギー

     運動量と力積   5月末終了目安

     円運動

     単振動 

     万有引力     6月末終了目安

 

電磁気学 電場と電位

     コンデンサー   7月末終了目安

     直流回路

     磁場・電磁誘導

     交流回路     8月末終了目安

 

波動   波の性質

     音 

     光        9月末終了目安

 

熱力学  気体の法則と分子運動

     気体の内部エネルギーと仕事

 

原子   電子

     粒子性と波動性

     原子の構造

     原子核の変換    10月末終了目安

    

 

 

化学

★科目の特徴

化学は、一度得意科目にしてしまえば、得点や偏差値にぶれがなく安定して高得点がとれる科目です。

ターゲット19校の合格を狙うのであれば、安定した得点源になることを考えると、得意科目にしておく必要があります。ただし、得意科目になるまでには、理論分野のモル計算から始まり、暗記部分も多いため時間がかかります。つまずく部分も多く、全単元を1周終わらせるまではかなりしんどく感じますが、基礎が固まると楽になります。このことを念頭に、がんばりましょう。

 

 

★学習のコツ

化学の知識が無い状態で学習を始める場合は、理論分野のモル計算、濃度計算から始め、しっかりと土台固めをしておくべきでしょう。理論分野の他単元や有機、無機分野でもモル計算、濃度計算が基本となっています。

 

★理論分野は計算力

理論分野では、気体の法則、化学平衡が頻出単元です。理解するという観点からは難しい範囲ではありますが、一度理解してしまえば、出題パターンが限られていることがわかります。なお、ターゲット19校の化学では、問題量が多く、入試当日、時間が足りなくなることが予想されます。計算問題が速く、正確に出来るかが合否の大きなポイントとなるでしょう。

 

 

 

★有機分野は暗記+構造決定のスピード

有機分野では、脂肪族、芳香族の構造決定が素早く出来ることが重要になります。そのためには、暗記部分を体系的に覚えて、アウトプットを正確に速く出来るようにしておきましょう。最初に、暗記が必要なことが多いため、基本問題集を使い、問題を解きながら覚えると楽に覚えられるでしょう。ターゲット19校では、高分子化合物の出題も多くなっています。有機分野の最後に学習するので、現役生はしっかりと仕上げることが大変です。試験日から逆算して速めの対策をしておくとよいでしょう。

 

★無機分野の暗記技術

無機分野では、暗記部分が多くを占めます。ただ、無理やり暗記しただけでは、すぐに忘れてしまいます。周期表に関連付けながら、体系的に覚えていく必要があります。基本事項の知識整理が終わったら問題集を使い、問題を解き間違えながら覚えていくのがよいでしょう。一度しっかりと定着させれば、そこからは楽になります。ターゲット19校の入試では標準レベルの問題が多く出題されます。本番の試験でも満点を狙うつもりで学習しましょう。ただ、稀にかなり細かい知識を問われることがあります。そこを落としても大きな失点にはならないため、そういった問題のために特別な対策は必要ありません。

 

 

★知識整理のためのノートを作ろう

知識を整理するためのノートを1冊作りましょう。演習時に新しい知識や解き方が出てきた場合はその1冊にまとめていきます。また、苦手単元を自分でまとめることによりしっかりと理解できるようになります。

 

★基本的な勉強の流れ。

シグマ化学基礎、シグマ化学を使ってまずは基本問題の演習をします。この際、自分1人で進めていく場合は、教科書をみながら進めていきましょう。セミナー化学(学校専門教材のため、学校で配布されている場合)を学校で配られて持っている場合は、セミナー化学のみで進めていくのでもよいでしょう。基本の整理が終了したら、重要問題集を使って演習をしていきます。ターゲット19校を志望する場合、A問題までしっかりと仕上げれば十分です。ただし、化学を得点源にしたい場合はB問題まで仕上げましょう。重要問題集は、基本的には前から順に進めていきましょう。ただし、ある程度仕上がっている受験生の場合は、自分の苦手単元から順番に進めていくほうが効率がよいでしょう。重要問題集を仕上げたら、赤本などを使い、様々な問題にあたり経験を積んでおくとよいでしょう。モル計算、濃度計算、有機の構造決定などは解くスピードを意識しながら演習を繰り返すと効果的です。

 

 

★単元ごとの学習順序

理論   原子の構造

     化学結合

     物質量(モル)

     化学反応式

     熱化学方程式     4月末終了目安

     酸と塩基の反応

     酸化・還元

     電池・電気分解    5月末終了目安

 

物質の三態

     気体の法則

     溶解度と濃度     6月末終了目安

     希薄溶液

     反応の速さ

     化学平衡       7月末終了目安

 

有機   脂肪族

     芳香族

     糖

     アミノ酸・タンパク質

     合成高分子      9月末終了目安

無機   非金属

     金属          10月末終了目安 

 

生物

 

★生物は、高得点を狙わない

ターゲット19校の生物の入試問題では、物理や化学などの他の理科系科目に比べると、見慣れない問題が散見されます。そういうことから、センター試験でも言えることではありますが、なかなか満点は狙いにくい科目です。物理や化学に比べると、暗記科目のイメージが強いため、生物を得点源にと考えている受験生も多くいますが、マニアックな問題が散見されることを考えると合格点をとることを目標にしたほうが効率の良い学習ができます。問題のレベルが簡単な大学以外は、9割以上の得点を取るためには、かなり細かい、マニアックな問題まで得点する必要があり、そういった問題に対する対応力をつけることは、とても効率が悪くなります。生物では高得点を狙うよりも、合格最低点をとることを目標とし、化学や物理に勉強時間をあてがったほうが得策です。

 

 

★合格最低点をとるために

生物で合格最低点を取るために、特別な対策は必要ありません。他科目と同様、教科書、基本問題集を使い、まずはしっかりと土台を固めることが大切です。その後、標準レベルの問題集を1冊完璧になるまで仕上げることで、ターゲット19校の合格最低点を狙えるレベルになります。出題傾向としては、知識問題中心の大学と、実験、考察問題中心の大学に分かれますが、出題範囲は多岐に渡っているため、ターゲット19校合格を考えるのであれば、苦手分野を作ってはいけません。そして、標準レベルの問題は1問たりともミスをしないことが目標です。

 

 

★知識整理は必須です!

 

生物の入試問題はただ用語を丸暗記しただけでは、合格点は取れません。論述問題が出題される大学もあります。そのため、重要な生物用語はしっかりと自分の言葉で理解しておく必要があります。そのためにも、知識整理のためのノートを作成しましょう。ノートは、用語の定義、背景、なぜそのような現象が起こるかを、解答、教科書、便覧を写すだけではなく、自分の言葉でまとめていくことが大切です。自分の言葉でまとめていくことで、人に説明できるレベルまで理解を深めることができます。その結果、論述問題だけでなく正誤問題なども素早く解けるようになります。また、重要用語以外にも、問題を解いていて新しい知識や解き方が出てきたときにノートのメモをすることで、その後の自習がとても効率よくなります。

 

 

★問題文を速く読み説く訓練をしておこう

ターゲット19校では、理科全般に言えることですが、試験時間に対して問題量が多く設定されていることが多く見受けられます。とくに生物はリード文が長いため、問題文すべてを丁寧に読んでいては時間が足りなくなる可能性があります。日頃の学習時から、問題文を速く読み、理解できる力を養っておきましょう。また、時間配分として、典型的な実験問題などは素早く解き、見慣れない問題に時間が回せると理想的です。

 

★基本的な勉強の流れ

シグマ生物基礎、シグマ生物を使ってまずは基本問題の演習をしましょう。その際、自分1人で進めていく場合は、シグマ生物基礎、シグマ生物の2冊では用語の解説が少ないため、教科書、便覧をみながら進めていきましょう。セミナー生物(学校専門教材のため、学校で配布されている場合)を持っている場合は、教科書、便覧を併用せずにセミナー生物のみで進めていくのでもよいでしょう。基本事項の整理後は、理系標準問題集を使って演習していきましょう。ターゲット19校の生物の入試問題に対応するには、1周目からB問題まで演習することを神戸講師会では推奨しています。

 

★単元ごとの学習順序

シグマ生物基礎・シグマ生物、またはセミナー生物を使用し、下記の順序で学習をしていきます。11月からは、理系標準問題集で実践的な演習をしていきましょう。その後、赤本に取り組み、出題形式に慣れるようにしましょう。

 

生物の特徴

遺伝子とその働き

生物の体内環境            4月末終了目安

バイオームの多様性と分布

生態系とその保全

細胞                 5月末終了目安

生命現象とタンパク質

同化                 6月末終了目安

異化

遺伝情報の発現            7月末終了目安

有性生殖

発生                 8月末終了目安

植物の環境応答

動物の反応と行動             

生態と環境              9月末終了目安

生物の進化

生物の系統と分類           10月末終了目安