福岡大学医学部の傾向と対策

《英語》

レベル: 簡単

問題量: 標準

出題形式: 記述形式とマークシート形式

 

第3問の文法問題が空所補充か誤文訂正かという違いは年度によって異なるが、そのこと以外は例年出題傾向に変わりはなく、読解問題2題、文法・語法問題2題、発音問題1題の構成である。二つの読解問題の文章の語数は、一方が約100語であり、他方は約700語と少し長めである。読解問題の文章のテーマは多岐にわたるため、あらゆるジャンルの文章を読んで対策をしておくと良い。マークシート形式の出題がメインで、記述形式では英文和訳が出題される。高得点を取るつもりで基本~標準レベルの問題を手堅く得点するための基礎力をつけておくことが重要である。文法問題に難しいものが数問含まれるが、これについては最初から捨てることも戦略である。

 

 

《数学》

レベル: 簡単

問題量: 少ない

出題形式: 記述形式

 

例年大問3題、うち2題は小問集合である。小問集合は空所補充形式、大問は記述形式である。例年大問は微分・積分が、小問集合はベクトル、三角比・三角関数、確率などが多く出題されている。基本~標準レベルの問題ばかりなので、わずかなミスが命取りとなる。微分・積分の問題は、計算が煩雑であることが多いため、問題文を正確に読み取り、正しい図形やグラフ、増減表を描き、解法を考えていく演習も必要である。微分・積分の問題では、2006年度までは面積、2007~2010年度は実数解の個数、置換積分による積分計算といった基本レベルの出題が、2011年度は体積と速度、2012、2013年度は面積の出題であった。出題形式に変動がないため、過去問の演習をしっかりとしておくことが有効である。解答がマークシート形式のため、正確に計算する力をつけておく必要がある。「解法が分かったから大丈夫」ではなく、最後まで答えを出すことが大切である。

 

 

《化学》

レベル: 簡単

問題量: 標準

出題形式: 記述形式

 

例年大問4題。小問集合、理論、無機、有機分野から満遍なく出題される。小問集合は選択式。大問4題ともに、標準的な問題が多く、難問はほとんど見られない。そのため合格するためには高得点が必要となる。有機分野で、DNA、RNAなどの基本知識の範囲がよく出題されるため、教科書を用いて学習しておくと良い。問題のレベルは標準的だが、試験時間を考えると決して易しくない。『重要問題集』Aレベルの問題を日頃から繰り返し、基礎的な力を身につけておくことが重要となる。

 

 

《物理》

レベル: 標準

問題量: 標準

出題形式: 記述形式

 

例年大問3題。力学、電磁気学からそれぞれ1題、熱力学または波動から1題という出題形式となっている。力学からは、運動量、円運動がよく出題されている。電磁気学、波動、熱力学からは満遍なく出題されている。標準的な問題が多いが、中にはやや難の問題も含まれている。やや難の問題には誘導がついていることが多いので、誘導に乗れるかがポイントとなる。標準問題の演習が終わってから、国公立大の過去問などを使って誘導形式の問題の演習をすると良いだろう。

 

 

《生物》

レベル: 標準

問題量: 標準

出題形式: 記述形式

 

例年毎年大問5題。動物の反応の出題が目立つが、基本的にはあらゆる分野から満遍なく出題されている。ほとんどの問題が、基本~標準レベルの問題であるが、実験のグラフや表を読み取る問題も出題されるので、与えられた情報を短時間で正確に把握するための読解力も要求される。まずは標準レベルの問題集を使って典型的な問題を速く解けるようにしておく必要がある。土台が固まってから、過去問などを使い、様々な実験問題に慣れておくと良いだろう。