京都大学工学部合格 平山大樹くん 旭丘高校

 

◇受験環境

小学校の頃は特に勉強熱心ということもなく、塾へも行かず、好きなことをしていました。中学校からはしっかりと勉強に取り組んでいましたが、勉強一辺倒というわけでなく、部活にも熱心に取り組んでいました。

高校では、浪人は絶対にしたくないと思っていたので、中学生の時と同様、高1の頃からしっかりと勉強に取り組んでいました。特に、積み重ねの教科である数学と英語は、入試直前になって焦ることのないよう、高1の段階から意識していました。取り組み方は、河合塾のONE WEXコースに通い、特に数学は河合塾=予習、学校の授業=復習という形で取り組み、短いスパンで復習する状況にしたことで定着を図りました。

しかし、もともと英語に対して苦手意識があったこと、また日々の学校のテスト対策ではなく、入試対策となると何をしたらいいのか?が自分ではよくわかりませんでした。河合塾の講座のレベルが高く、その時の自分では消化不良になっているところもありました。そこでいろいろと調べ、英語に特化している塾に通うことに決めました。その塾は名古屋本山にある、神戸講師会名古屋教室です。学校の定期テスト対策もしたかったし、河合塾にも通っていたし、最初はそんなに熱心に講師会に通っていたわけではありません。ただ、とにかく土台からやり直すこと、と言われ、高速で長文読解用の文法学習を仕上げたことにより、自分がぼやっとしていた箇所がしっかりと把握でき、最終的にとても力になったと思います。 

  

◇受験大学・学部を決めるまで

幼い頃から工作などのモノづくりが好きでした。高校での物理の授業が楽しかったこともあり、「専門的に物理を学び、好きなモノづくりに携わりたい」と思うようになり、工学部を志望することに決めました。

受験大学は、漠然とですが、「日本でトップの大学に行きたい」という気持ちが高校入学時からありました。関東方面にあまり関心がなかったこと、学校の先生に京大を勧められたこともあり、京大に実際に見学に行き、キャンパスを見て決めました。

 

◇受験勉強スタートの切り方

数学と英語は積み重ねの教科なので、高1から河合塾に通い、コツコツと取り組んでいました。自分では河合塾に通い受験に向けて勉強していたつもりでしたが、英語に関しては実際の受験勉強の始まりは、高2で講師会に通い始めた頃からだったと思います。

 

◇合格するための計画

数学に関しては、高3でしっかりと演習量を確保できるよう、高2終了時までに一通りの学習を終えておきました。理科は高3になってから手を付けるのでも間に合います。実際僕も、学校の授業が高3の夏休み直前まで終わらず、演習は夏休み以降にしかしていません。英語は自分では何をしたらいいかわからなかったので、講師会の先生に言われたことと、単語・熟語しかやっていません。

 

◇合格のための勉強法

京大は出題傾向が固まっているため、過去問25年を3周はやるつもりでした。しかし実際は、数学・理科は2周、英語は1周しか取り組むことができませんでした。国語に至っては1周も終えることができませんでした。

センター試験が終わってからは、とにかく入試や模試の過去問に取り組み添削してもらいました。特に英語・国語は添削してもらわないと意味がないと思います。そしてできれば数学もできれば添削してもらうとよいでしょう。

 

<英語>

英語は苦手・・・と感じていたこと、河合塾のレベルについていけていない気がしたこと。こうしたことから神戸講師会名古屋教室に通うことを決めました。河合塾の授業は新しいことを仕入れる場所、しっかり復習して少しずつでも自分の力にしていくことを目指し、神戸講師会では土台からしっかりとやり直すことになりました。土台というのは、長文読解の土台となる文法学習からです。

神戸講師会では、ただ文法をテキストに沿って進めていくのではなく、文構造のチェックをしたり、和訳をしたり、1冊のテキストを本当の意味で完璧になるまで扱っていきました。授業中よく先生から、「人に説明できるレベルまで」仕上げないといけない、と言われ、実際に先生に説明したこともあります。また、「なぜ文法を学習するのか?」や、「長文で文法をどのように活かしていくのか?」を繰り返し指導してくださっていたため、不安を感じることなく、日々目の前の勉強に集中して取り組むことができていたと思います。意味が見出せないとまったくやる気が起きない性格なので、これはとてもありがたかったです。「何のために」「どのレベルまで」をはっきりと示してくださったことは、その他科目の受験勉強にも役立ちました。

高2の1年間はまず土台となる文法学習から始め、センター試験レベルの問題集に取り組みました。この際、ただ読解問題に取り組むだけでなく、重要な文構造が用いられている英文の和訳や講師会独自の解釈問題など、京都大学を意識したプラスアルファの学習内容をしてくださっていました。そのおかげで、「効率がよく、志望校合格へ向けて最短で進んでいくことができている。」と感じ、安心して勉強を進めていくことができました。神戸講師会の先生方は、受験のプロとして、絶対の安心感がありました。

 高3の1年間は国立大入試二次試験対策として、記述式解答を作成する演習を中心に指導していただきました。

 英語の長文は、学校、神戸講師会の授業、河合塾のテキスト以外には解いていません。その代わり、一度扱った英文は単語・熟語も含めて完璧になるまで、繰り返し復習していました。

 

<国語>

国語に関しては、どのように勉強をしたらいいのか?がまったくわかりませんでした。なんとなく解けているからまぁいいのかな?と思っていたのですが、模試での成績が上がったり下がったりでまったく安定せず、これが入試本番だったらまずいという危機感を、高3の6月頃に抱きました。そのため講師会の先生に相談したところ、まずセンター試験に向けて古文→漢文→現代文の順で勉強を進めていくことにしました。それは、

・漢文は古文の文法に基づいているため、古文文法が完璧に理解できていない段階で取り組むことは遠回りになること

・現代文は結果に繋がりにくいから後回しにすべき

と神戸講師会の先生が教えてくださったからです。

もちろん、京大の二次試験にも国語はあるため、現代文の勉強を避けて通ることはできません。ですが、センター試験と二次試験の勉強法は違うため、センター試験に関してはとにかく足切りされないことを第一目標にすればよいのだから、と思い、先生の言われた作戦にのっかることにしました。

センター試験では国語200点のうち現代文が100点のため、確かに早く対策を始めた方がいいのですが、勉強を進めていくためにはモチベーションが重要です。なかなか成果の出ない現代文にイライラしながら取り組んで古文・漢文をおろそかにするよりも、古文・漢文を先に仕上げてしまうことがずっと効率がいいです。古文・漢文はやった分がそのまま力につながるからです。

古文・漢文については、センター試験レベルの読解がしっかりとできるようになれば京大の問題もそれほどレベルに差はないため、センター試験対策をしっかりとやってよかったです。

11月から京大過去問を用いて、現代文・古文・漢文の演習を行いました。解答はすべて講師会の先生に添削していただき、どのように解答を作成していくことで得点につながるか、と徹底的に教えて頂きました。

 

英語・国語どちらにも共通することとして、「満点を目指す必要はない。合格点を取れればいいから。」という指導方針の基、ここは確実に得点できないといけない、ここは減点覚悟で解答を書く、と心構えを教えて頂きました。

例えば英語の和訳問題では、

・文法的な間違いは絶対にしてはいけない

・単語の解釈違いは仕方ない

といったこと。

国語では、

・傍線部の説明、直接的な解答は確実に記述する

・全体の把握による記述は探せない場合は仕方ない。そこを埋めるために時間をかけて本文を読むのではなく、その他のところに時間をかけて減点をできるだけ避けるように

といったことを指導してくださいました。

 

◇模試成績

河合塾の京大オープンは、第1回はC判定、第2回はA判定でした。2回しかなかったため、2回目の判定がまぐれではないか・・・と心配になることが多々ありました。

模試結果に若干気持ちを揺さぶられることがありましたが、模試は「受験して終わり」ではありません。模試結果を踏まえて、自分の苦手箇所を把握し、その後の勉強に活かしていく必要があります。特に、「記述はどのような箇所が減点されるのか」は自分では分かりづらいので、講師会の先生に見て頂き、指導をしてもらうようにしていました。

 

◇参考書

<英語>

苦手科目だったこともあり、高2から塾に通い、とにかく塾の先生に指示されたことをこなしていくようにしていました。

  

扱った問題集

・大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル2(桐原書店)

・大学入試英語長文ハイパートレーニングレベル3(桐原書店)

・富田の英文読解100の原則(大和書房)

・大学入試よく出るテーマ読み解き英語長文500(旺文社)

・集中マスター英語長文問題集レベル3(旺文社)

・大学受験のための英文熟孝上・下(旺文社)

 

・高校リード問題集英文法Ⅰ、英語A(塾専用教材)

・Nextstage(桐原書店)

 

・ターゲット1900(旺文社)

・鉄緑会東大英単語熟語鉄壁(角川学芸出版)

 

<数学>

・大学への数学シリーズ(東京出版)

・やさしい理系数学(河合出版)

・理系数学の良問プラチカ(河合出版)

 

<物理>

・物理解法研究(KADOKAWA中経出版)

・名問の森(河合出版)

 

<化学>

・重要問題集(数研出版)

 

<古文>

・10日で確認 新・古文チェックノート(日栄社)

 

<漢文>

・ステップアップノート10漢文句形ドリルと演習(河合出版)

・三羽の漢文基本ポイントこれだけ!(東進ブックス)

 

<全科目>

センター試験過去問、京都大学過去問、京都大学模試の過去問

 

◇センター試験

京都大学は、第一段階選抜で全科目の得点が必要ですが、合否に関わる科目は国語、英語、社会です。足切りにさえならなければ二次勝負なので、基本的にはずっと二次試験対策をしていました。12月の最終週くらいからやっとセンター試験対策中心の勉強に切り替えました。3科目の中でも配点の高い日本史に重点的に取り組んだつもりでしたが、実際にはあまり高得点は取れませんでした・・・。しかし、「結局は二次勝負だから」とセンター試験後は気持ちを切り替えて勉強に取り組みました。

 

◇直前期の勉強法

理科は解法が合っていれば問題ありませんが、英語・国語・数学の記述は、「どこで減点されるのか?」「どのように解答を作成したらいいのか?」は解答を読んだだけではなかなか自分ではわかりません。

なので僕のように、とにかく添削してもらうことをお勧めします。

 

◇受験に役立ったアイテム

・付箋

やっていない問題のページに付箋を貼りまくりました。終わったらはがしていくことで、「あとどのくらいやらなければならないか」が明確になり、よかったです。

・キッチンタイマー

当たり前のことですが、試験時間を意識して演習するのはとても重要だと思います。携帯のアラームではなく、キッチンタイマーやストップウオッチなど、それ専用のものを用意するのがいいと思います。

 

◇スランプ対策

僕は結果がいいと安心してしまい、気が抜けてしまうタイプなので、スタンプを感じて必死になれていた時期は、今振り返ってみるとよかったと思います。

 

◇試験本番

遠方のため前泊しました。僕はこれまでの旅行の経験から、1泊目に寝付けない心配があったため、2日前から京都に行き、試験当日に寝不足にならないよう気を付けました。そのおかげか、コンディションの良い状態で試験の臨むことができました。

昼休みが長かったため、同じ高校の友人と一緒にお昼を食べ、緊張をほぐすようにしました。

1日目の集合ですが、時間や場所が学部によって異なります。特に場所は下見をしてよく確認しておいたほうがいいと思います。

 

◇京都大学を目指す後輩へメッセージ

勉強に関する記事ではよく、「現役は冬から伸びる」と書いてありますね。これは本当です!(笑)僕も冬までは、「この成績じゃ絶対に無理だ」と思っていましたが、最後の最後、2月に入ってからの過去問などの手応えで、「ひょっとしたら行けるかも?」という気持ちに変わりました。

現役の人!成績は最後にぐっと伸びます!模試の結果に左右されすぎず、最後まであきらめず頑張ってください。