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国立医学部受験のための数学対策

2023年02月16日

数学は理科よりもやるべきことが多い

教科書や参考書の厚さを見ればわかると思いますが、単純に化学・物理・生物といった理科よりも数学は学習することが多くあります。数学ⅠAⅡBⅢとあるためです。さらに、2025年度入試からは数Cも加わり、ますます数学はそもそものボリュームが増えます。

※数Cの増設については他のページで解説します。単純に旧過程のⅠAⅡBⅢCに戻るわけでなく、数ⅠAⅡBⅢと数学活用の科目間での単元移動などもあり、以前廃止された行列の復活もありません。

共通テストや二次試験で合格最低点を取るために、数学に時間をかけすぎない

しかし、現役合格を目指す場合、むしろ、英語と理科を得意にすべきです。二次試験、共通テストともにこの2科目の配点が数学より低いことはまれです。また、入試問題の数学は1題を解くのに30分ほどかかることもよくあります。そのため、数学の偏差値を上げることよりも、理科と英語が高得点をとれるように安定させることが大切です。(国立医学部を目指す生徒の大多数は数学が得意科目であるため、このように述べていますが、極端に数学が苦手な生徒は、数学に時間を大幅にさく必要があります。)また、数学は計算ミスをすると大きく失点する恐れがあり、理科・英語の高得点を目指すことが合格への近道です。講師会名古屋本山校では、数学に時間をかけすぎないよう、個別指導のカリキュラムを組んでいます。

2023年度共通テストの数学

センター試験から共通テストに制度が変わってから、理系科目は誘導(問題文)が長くなり、文量がかなり増えたように見えますが、計算量はさほど変化はありませんでした。ですが、この2023年度入試からは若干、計算量が減り、計算力を試されるセンター試験との違いがでてきました。また、2022年度は難化し平均点が極端に下がりましたが、2023年度は正解しやすい設問が増え、誘導問題が増えたこともあり、難易度は下がりました。若干、計算量が下がったとはいえ、計算が苦手だと得点に結びつかないという点では、以前のセンター試験となんら変わりはありません。共通テストの対策を開始する時期は学習の進み具合にもよりますが、二次試験の配点の方が高い名古屋大学では11月中旬から始めるのが一般的です。

数ⅠA

  • 制限時間は昨年度と同じ70分
  • 配点 100点

傾向

  • 構成は大問5題
  • 第1問、第2問が必答問題とされ、第3問~第5問は3題から2題を選択する
  • 数値を計算により求めるだけでなく、選択肢から正誤を選ぶ問題が出題された。
  • 日常生活のなかでの数学的な題材を設定し、正解を求めさせるという共通テストらしい問題が目立ちました。この点は2022年度と同様でした。
  • 各単元の出題傾向に変更はありませんでした。
  • 共通テストの特徴的な問題に第二問はあてはまり、設問を正しく把握する力、高い計算能力、グラフを読む力が求められた。
  • 昨年度より若干、易化したとはいえ、基本問題をマスターしておくことと、時間との勝負で得点が決まることに変わりはありません。

数ⅡB

  • 制限時間は60分
  • 配点 100点

傾向

  • 構成は大問5題。
  • 第1問、第2問が必答問題とされ、第3問~第5問は3題から2題を選択する。
  • 選択問題の第3~5問の出題は2022年度と同様、確立分布、数列、ベクトルから出題されました。
  • 数ⅠA同様、日常生活のなかでの数学的な題材を設定し、正解と求めさせるという共通テストらしい問題が目立った。
  • 各単元の出題傾向に変更はありませんでした。
  • 第3問で出題された確立分布は簡単だったが、第4問で出題された数列は設問の理解が難しく、難しかったといえる。ただし、昨年度よりも簡単になったとはいえる。

国立医学部に合格する数学の基礎力のつけ方

まずは基本的な解法パターンが網羅されている問題集をしっかりと 1 冊仕上げます。できる限り「見たらすぐに解法が思い浮かぶレベル」、「人に説明できるレベル」を目指して、何度も取り組みましょう。100 %の正答率を目指すと、なかなか先に進めません。 90 ~ 95 %を目指しましょう。この繰り返し演習を行うことで、最後まで解き切る力、つまり計算力が身につき、入試で高得点をとることができます。ここまでが土台の学習です。

多くの受験生は土台を固める前に入試問題に手をつけますが、これはよくある間違いです。

時間がかかっても構いません。まず、土台をしっかりと固めましょう。土台が固まっているからこそ、その後、難易度の高い入試問題を、正しく 、より早 く 解けるようになります。 土台をしっかりと固めていくことが、最も効率のよい学習方法であり、最終目標である合格に最短でたどり着くことができます。

当会では基本的な解法パターンの学習には、チャート式を使用することをおすすめしています。国公立大学医学部を志望校とする場合は青チャートに取り組みましょう。まずは土台となる基本例題をしっかりと仕上げ、基本例題が完璧に仕上がってから、重要例題とエクササイズに取り組みましょう。理想は、青チャートの演習を 遅くても7月末までに仕上げ、 9 月からはやや難易度の高い問題集 1 冊に取り組むことをお薦めします。入試問題を抜粋して取り組むのもよいでしょう。

効率よく応用力を強化するコツ

青チャート終了後、やや難易度の高い問題集に取り組む場合、応用力の強化を意識します。応用力は数値化しずらいので、身についているかどうか自分ではなかなか判断できません。大切なのは、間違った問題を何度もやり直すだけでなく、なぜ間違ったのか自分で理解することです。正しい解法を見て、こんな感じなんだなと理解するだけでは応用力は身に付きません。基礎力が身についた後は、演習をたくさんこなすのではなく、上記のようになぜ間違ったか理解しておくことです。この学習法は他のコラムで紹介します。そちらを確認してください。なお、応用力強化の段階で演習量をこなすことを目標にしていると、数学に時間をかけすぎてしまい、他科目の勉強が間に合わない傾向にあります。そうならないよう、しっかりと効果的な学習計画をたてましょう。

この記事の監修

 名古屋講師会_浅木真里

株式会社神戸講師会 教務部長浅木真理

大学受験指導歴19年、名古屋講師会創業時より医学部受験、難関大学受験のカリキュラム作成を担当。
数多くの生徒を難関大、医学部に合格させてきた講師会で、学習支援をしてきた受験生とその保護者は1000人超。

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