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【名古屋市内男子校】藤田医科大学合格体験記

2022年07月05日

小学生から浪人一年目まで

小5から中学受験を始めました。父の出身校ということもあり、自然と中学受験の志望校は決まっていました。受験に向けてすごく頑張っていたわけではないのに、入試当日の試験の出来に満足し、「絶対に合格してる!手応えめちゃあった!」と考えるなど、楽観的な性格だったと思います。中学に入学してからは、基本的に勉強はしていませんでした。テスト勉強も1週間くらい前から「一応やっておくか。」そんな程度でした。親戚に医師が多いこともあり、医学部への進学をぼんやりと意識していましたが、実際に「受験勉強をやらないとまずいぞ!」という気持ちになったのは高3の夏でした。そこから自分なりに頑張りましたが、スタートが遅かったため受験期までにどの科目も仕上がらず、浪人することになりました。

個別指導塾・予備校の使いわけ

浪人時代は、予備校と高2の夏から通っていた講師会名古屋校に通うことにしました。自分のこれまでの生活態度を考えたとき、朝から授業がある予備校は必須だと感じました。予備校は生活リズムを整え、勉強のペースメーカーとして活用しました。講師会の個別指導に通ったのは、苦手意識のあった化学・英語を、個別指導で無駄なく指導してほしかったからです。

自分の浪人生活を振り返ってみて、予備校になんとなく通うだけでは絶対に合格を手にすることはできなかったと思います。この本を読んでいる皆さんも、「自分にとって必要なもの」を、しっかりと考えることをお勧めします。

藤田医科大学に合格を決めた勉強法

藤田医科大学に合格する英語勉強法

講師会名古屋校の「偏差値40を70に上げる、大学受験英語の戦略と勉強法(エール出版)」という書籍を母が読み、母からすすめられて個別指導を受けることになりました。個別指導では、まず英語のみ受講することになりました。それは、担当の先生に1科目に絞って勉強したほうが、勉強の仕方になれてないときは楽だからとすすめられたからです。講師会の指導方針として、勉強が本格的に進んでいない生徒には、

  • 科目を絞った方が正しい勉強の仕方が身に付きやすく成績を上げやすい
  • 1つの科目の成績が上がることで自信がつき、正しい勉強方法がつかめているため他科目の成績も上げやすくなる
  • 1つの単元だけでも完璧にすることで自信をつけていく

という方針で指導をしていきます。入会した時に渡された「個別指導の勉強の流れ」という紙に書かれていました。講師会の書籍にも、配点の高い、受験で最も重要な英語をまず上げるように、と書かれています。

そして学習内容はというと、なんと中学文法からやり直しました。「高2なのに中学生からやり直すの?」と思われるかもしれませんね。でも、志望校合格というゴールから考えると、実はこの方針が最短と何度も個別指導で言われました。理由は先に書いた通りですが、僕の実感を交えてお伝えします。例えば中学では現在完了のみ、高校で過去完了と未来完了を習います。でも、過去完了や未来完了って現在完了と仕組みは同じです。このように、中学文法が基礎で高校文法は+αなんです。だから中学文法をしっかりと仕上げておくことでスムーズに勉強が進んでいきます。

ちなみに、長文読解において重要な文法単元のうち、分詞構文、関係副詞、仮定法の3単元のみが、高校で初めて学習する単元です。こういうことも個別指導では教えてもらい、勉強に取り組みやすいようにしてもらいました。

しかも、中学のテキストは単語が簡単です。僕のように勉強をしてこなかった人間にとって、これはとてもありがたいことでした。分からないことばかりだとどんどんやる気が失せていきます。単語は分かっていたので、本来の文法学習に集中することができ、文法に対する理解が意欲を失うことなく深まっていきました。そういった意味でも、中学文法からやり直して正解だったと思います。講師会名古屋本山校の先生達は本当の意味で「志望校へ最短で、効率よく」というものを研究している。そう強く感じました。

講師会名古屋本山校に通い始めたとはいっても、まだ受験に向けてそんなに気持ちが向いていたわけではありませんでしたが、とりあえず出された宿題だけはこなすようにしていました。すると1年で、共通テストレベルの長文を余裕で読むことができるようになりました。こんな風に、中学文法からやり直した僕が、1年足らずで共通テストレベルの長文が余裕で読めるようになったのは、

長文読解のための文法が固まってから長文読解の演習を始めたこと
演習時は、数は少なく、でも精度を高く、を意識したこと

この2点が大きなポイントだったと思います。長文読解の演習方法ですが、具体的には、何日もかけて1つの長文を完璧にしていくようにしました。ある1日は問題を解き、その後1文ずつ分構造をふって和訳しながら、和訳の見本と照らし合わせていきます。次の日からは、何度もその英文を音読します。同時に和訳が思い浮かぶようになるまで、とにかく音読を繰り返すようにと僕は個別指導で言われていました。

本格的に受験勉強を始めた高3の夏休みからは、英語は基礎は仕上がっていて自信があったので、復習と単語にひたすら取り組みました。浪人時代は、前期は予備校テキストと過去問演習をひたすら繰り返しました。

使用テキスト

  • 新中学問題集3年
  • 高校リード問題集ⅠA
  • ハイパーレベル1、2
  • 英語長文問題集2
  • ターゲット1900
  • Nextstage
  • 受験校の過去問

藤田医科大学に合格する化学の勉強法

高3の夏休みから本格的に受験勉強を始めた僕ですが、化学は9月から取り組み始めました。理由は、「焦っていろいろと手を付けてもきちんと身に付かない」と講師会の先生に言われていたからです。そのため、夏休みは、数学と割と好きだった生物を中心に取り組み、最低限の基礎を固めておくことにし、9月からは化学を中心に勉強していきました。

高3の1学期までに、学校では理論と無機が終わっていました。そのため、講師会の個別指導で理論→無機の順で教えてもらい、有機は学校に合わせて自力で進めていくことにしました。化学も英語と同様、基本から始めました。

といっても、それまでもテスト勉強は一応していたので、最低限の知識はありました。そのため講師会の先生は、導入の説明を最低限にし、演習しながら理解していないところを中心に教えてくれました。併行して、入試レベルの問題への対応力も強化してくれました。また、分からないところはゆっくりと、分かっているところは飛ばす、といったように、僕の理解度に応じて授業を進めてもらいました。せっかちなので、わかっているところに時間をかけすぎると待てないタイプです。こういう気配りは嬉しかったです。先生への信頼につながりました。

個別指導をうけながら勉強をすすめていくうちに、勉強のペースがつかめてきました。また、気持ちも前向きになってきました。前向きなときは課題をたくさんだしてくれて、僕とのコミュニケーションを大切にしてくれました。先生が僕の気持ちをわかってくれないと思い悩むことがなかったので、気持ちよく受験勉強ができました。こういうところが、自分のペースで授業がすすむ個別指導の良いところだと思います。

使用テキスト

新標準演習
新演習
受験校の過去問

藤田医科に合格する数学の勉強法

高3の夏休みは、基礎を仕上げるつもりで数学に力をいれました。青チャートの例題を何周も取り組み、「問題を見たらすぐに解法が思い浮かぶ」レベルを目指して取り組みました。浪人時代は、予備校の予習・復習とチャートの復習、秋からは過去問演習をしていました。

とにかくチャートのような、網羅系問題集を1冊完璧に仕上げることが基礎力をつけるこつです。僕は全単元最低3周、苦手単元は5周扱いました。

使用テキスト

  • 青チャート
  • 予備校テキスト
  • 受験校の過去問

藤田医科に合格する生物の勉強法

生物は嫌いではなかったので、高3の夏休みから取り組み始めました。高3の1学期終了時、学校ではまだ全単元の学習は終わっていませんでした。そのため、既習単元のみ、基礎をしっかりと夏休み中に固めるつもりでとりくみました。浪人時代は、予備校の予習、復習とチャートの復習、秋からは過去問演習をしていました。

生物は確かに暗記科目ですが、暗記作業だけでは偏差値は上がらないと思います。実際現役時代の僕がそうでした。浪人時代は、演習しながら暗記していなかった箇所を見付ける度に覚えていく、という方針で進めました。

使用テキスト

  • 学校プリント
  • 予備校テキスト
  • 受験校の過去問

藤田医科大学に合格する受験計画

現役時代、夏休みは数学・生物の基礎を仕上げることを意識したくらいで、計画らしい計画は立てず、やるべきことを一つずつ取り組んでいた感じでした。

浪人時代は、予備校の授業は予習として問題をとき、授業でその解説を聞く、という形式だったので、予習は演習量確保のためにしっかりと取り組みました。もちろん、予習の段階でわからなかった問題や、間違えていた問題は、同じ間違いをしないよう、しっかりと復習をしました。

夏休みは前期の復習を完璧にし、11月からは過去問に取り組みました。1週間に各科目2~3校のペースで、難度を徐々に上げていくよう進めていきました。また、私大医学部は大学毎に問題形式が様々なので、過去問はしっかりとやった方がいいです。過去問が出題されることはほとんどありませんが、時間配分と出題形式になれる練習になると思います。

志望校を3校にした理由

医学部は出願の際に、「なぜその大学を志望しているか」を書く欄があったり、二次試験で面接試験があったりします。僕はその辺りにかけている時間はもったいないな、と思ったので、母にパンフレットの取り寄せやHPのチェックをしてもらいました。その後、それらの資料を基に、行きたい大学、行っても良いかなと思う大学を選び、受験校は最低限に絞りました。

また、連日の試験となると体力的に厳しくなるため、僕には志望校を3校に絞ったのがちょうどよかったと思ています。試験は、本命であろうがそうでなかろうが、緊張します。そして体力・気力を消耗します。滑り止めを多く受験することで本命の試験で力が出しきれないのは一番避けたいと僕は思いました。

受験に役立ったアイテム

気分転換のため、休憩時によく音楽を聴いていました。そのためイヤホンはとても役に立ちました。ヘッドホンではなく、耳に入れるタイプのものが、耳が疲れずよかったです。勉強しながら音楽を聴く人もいるかもしれませんが、僕はそれはお勧めしません。特に、単語や生物のような暗記科目を勉強しているときには、絶対にやめた方がいいです。

藤田医科大学に合格する集中力のつけ方

高校時代の友達が浪人でも同じ予備校に通っていました。基本的に友人と一緒に休憩を摂ることにしていました。友人と一緒に休憩しながら雑談することで、気持ちを勉強から切り離すことができ、しっかりと休憩を取ることができました。メリハリをつけて勉強することで集中力を維持していました。

1年という長い浪人生活には、体力も必要です。そのため、家では勉強をせず、睡眠時間をしっかりと摂るようにするなど、規則正しい生活をすることも心がけていました。

藤田医科大学の試験本番

試験が始まったら、まず問題に目を通し、確実に解ける問題から取り組むようにしました。過去問の演習を繰り返すことで、各大学の出題傾向と自分の得手不得手を把握しておいたことが役に立ったと思います。また、周りを見渡すと皆自分より賢いのではないか?と不安になってしまいそうだったので、むしろ自分が周りからそう見られることを意識しました。とにかく余裕なふりをしていました。また、とても重要なことです。1つの科目が出来なくても最後まで諦めずに取り組むことが大切です。以外に、挽回できているものです。

藤田医科を志望する浪人生へのアドバイス

特に浪人生に向けてのアドバイスになります。自分で「時間の管理」を徹底することが必要です。「1年あるから」とゆったり構えるのではなく、初めから本気で挑むことが大切だと思います。そして「1年で決める」という強い思いを持って後悔しない浪人生活を送ってほしいです。

この記事の監修

 名古屋講師会_浅木真里

株式会社神戸講師会 教務部長浅木真理

大学受験指導歴19年、名古屋講師会創業時より医学部受験、難関大学受験のカリキュラム作成を担当。
数多くの生徒を難関大、医学部に合格させてきた講師会で、学習支援をしてきた受験生とその保護者は1000人超。

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