名古屋の個別指導塾なら名古屋講師会本山校(旧 神戸講師会)

名古屋講師会本山校 難関大学、医学部受験の個別指導塾 KOBE-KOUSHIKAI

LINE相談 お問合せ
お気軽にお問合せください 052-764-9522

受付時間 平日14:30~22:00/土日11:00~22:00

落ちこぼれから医学部合格!名古屋高校出身、現役金沢医科大学生へのインタビュー!

2023年07月04日

講師会名古屋本山校浅木より

金沢医科大学
名古屋中学・高校

久しぶりに、以前、講師会名古屋本山校に通っていた名古屋高校出身の卒業生と電話でお話をしました。現在は金沢医科大学に通っていますが、名古屋高校時代を振り返り、今思い返してこうしておけばよかったと思うことなど、色々と教えてもらいました!

名古屋中学・高校時代の成績

上位層で入学し、どんどん下がった学年順位

東海と滝に落ちて名古屋中学に入学しました。入学時は、東海に受かるといわれていたのに、不合格で名古屋に進学したため、学年順位は上から数えたほうがはるかにはやく、Z会模試で校内1位になったこともあります。それが、気づけば勉強から遠ざかり、みるみる成績は下がっていきました。中3の成績は、下から数えたほうが明らかに早く、ひどいものでした。

上位クラスでスタートした高校生活

僕がいた当時の名古屋高校は、クラス分けの基準が実力テスト、定期テスト、外部進学者と一緒に受験する入試の得点の3つでした。そして、入試の得点がよければ、実力テストと定期テストの得点は問わないという決まりがありました。その入試の得点で、奇跡的に英語と数学が満点近くとれたこともあり、上位クラスに入ることができました。

卒業してから名古屋高校の先生に聞いたのですが、定期テストの成績があまりにひどい生徒を上位クラスに入れてよいのかと問題になったようです。僕を上位クラスにいれるかどうか検討する会議が開かれ、「中学入学時のように元にもっどってほしい。生まれ変わってほしい」という先生達のきもちから、僕は上位クラスにいれてもらえることになったそうです。

進級が危ぶまれた高校時代

高校入学後、上位クラスに入ってもさぼることはやめられず、相変わらずの成績でした。しかも上位クラスはテストが難しいため、進級要件の年間の定期テストの点数がたりず、塾では進級できるように、進級できる最低点をとれるように先生に作戦を立ててもらい、理解するためではなく、進級するための対策のみしていました。とても医学部受験を現役で狙える状況ではありませんでした。

高校時代にした医学部入試対策は試験科目の選択

ただ、医学部入試の入試科目が何かぐらいは知っていて、暗記が嫌いなため、理科は物理と化学を選択していました。僕の現役中の医学部対策はこの科目選択ぐらいで、特に勉強らしい勉強はしていませんでした。

名古屋中学・高校の方針と受験への影響

確認テストと長期休暇中の補講

名古屋中学では、朝、確認テストがあります。点数が足りない場合、夕方に残され、部活に行けないことが中学の時はよくありました。ただ、先生によって残されたり残されなかったり、方針が違いました。高校になってからはさほど確認テストもなく、厳しかったという記憶はありません。

長期休暇中は補講がありますが、希望者が受講するもので、僕は遊んでばかりてい受講していませんでした。今ふりかえってみると、受験に向けて、学校の勉強についていけてないのであればその時間に自分の勉強をしっかりとしておけばよかったと思っています。

自分の裁量で予習復習をする時間的な余裕は与えられているカリキュラムだったと思います。

名古屋高校の医学部志望の生徒への対応

名古屋高校の進路指導は国公立重視という感じがしました。知らない国公立を受けさせられている子もいましたが、強要するという感じではなく、先生たちが国公立おしなので、その雰囲気で国公立を受験する生徒が多かった記憶があります。

医学部を目指す生徒に特別な指導は特になく、自分でしっかりと調べて受験対策をするようにという雰囲気でした。

名古屋高校は推薦受験に協力的な学校

推薦を学校からもらい受験する友人も結構いました。学校側は協力的だったと思います。僕も卒業してから、医学部受験の推薦分を書いてもらいましたが、積極的に書いてくれました。合格実績を上げようと、先生がたは全力で協力してくれていると感じました。

医学部合格の転機

浪人2年目に危機感を覚え、個別指導でゼロから学びなおす

金沢医科大学合格の転機は、1年目の浪人を終え、「このままではどこも受からない。」と自分で危機感を持ったことです。1年目は集団授業の医学部専門予備校に通っていたのですが、授業にも全くついていけてなかったので、2年目からは集団授業をやめ、個別指導を受けることにしました。そこで、合格するための勉強をゼロからやりなおしました。勉強をゼロからやり直したからこそ、僕は医学部に合格することができました。

自分で気づいて自分から勉強しないと成績は伸びない

勉強は自分で気づいて自分からしないと成績は伸びません。どんなよい授業を受けても、どんなよい参考書を使っても、自学自習する時間がないと意味がないんです。実際に僕がそうでした。

両親は昔から自分で本人が自発的に勉強しないと考えていたのか、僕に勉強をしろと口に出したことはありませんでした。僕がきづくまで見守っていてくれたことに本当に感謝しています。

浪人2年目、基礎から学びなおした問題集

化学の新演習
ネクステージ
チャート式数学
物理 名門の森
セミナー化学基礎
英単語ターゲット1900

数学
チャート式(黄色・青色)
理系数学の良問プラチカ
平方完成や因数分解という基礎計算能力の向上からやり直し。

※私大医学部に合格するには、基礎計算能力が本当に大切です。中学生だけでなく、できていない受験生は高校生でも浪人生でも基礎計算能力を鍛えなおす必要があります。こちら(私大医学部受験合格の第一歩!中学生が取り組むべきことと優先度を解説!(数学編))の記事を参考にお読みください。

化学
セミナー化学(基礎知識学習用)
新演習(演習用)

物理
物理のエッセンス(基礎知識学習用)
良問の風、名門の森(演習用)

英語
ネクステージ、英文法ファイナル問題集、ターゲット1900、
私立医大の英語、やっておきたい英語長文500(他、長文問題集数冊)

科目共通
志望校の過去問、センター対策問題集

※医学部受験に必要な問題集はターゲット19校科目別勉強法【私大医学部19校最短合格マニュアル】に全て掲載されています。こちらも参考にしてください。

誰とも話さずひたすら勉強した浪人2年目

浪人2年目、個別指導を受けてよかったと思うことは、友人との交流をなくし、1日中、勉強だけできたことです。浪人1年目は、集団授業でわきあいあいとし、高校を卒業したという自由な雰囲気に流されて遊びに行ってしまうこともありました。楽しかったですが、とても合格に向かっている状況ではありませんでした。

個別指導のよさは、友人と情報交換をしたり交流を深めることではなく、ただひたすら勉強に取り組める環境が手に入ることだと思います。

特殊な勉強ではなく、合格最低点をとることを目標に勉強

浪人2年目に僕が目標としたことは、特殊な問題が解けるようになることではありません。私大医学部の入試問題は殆どの大学で傾向が同じです。また、特殊な問題やパッと見て難しい問題は落としても合格できます。実際、僕が取り組んだ問題集を見てもらったらわかりますが、どれも入試頻出問題が中心になっている問題集です。

誰でも解ける問題を絶対に落とさないこと、これが大切です。実際、二次合格までの得点とはなりませんでしたが、岩手医科、獨協、東海、愛知医科、埼玉医科も一次合格することができました。もちろん過去問はしましたが、特に大学別に対策をとるということはしませんでした。後輩にアドバイスできることといえば、とにかく頻出問題で確実に得点すること。そして確実に得点するために、基礎計算能演習や知識補充で手を抜かないことです。

私大医学部に合格するために知っておくべきことにも上と同じ内容が紹介されています。是非、参考にしてください。

全科目、一定のレベルまで引き上げることが必要

得意科目があっても、苦手科目があっては合格できないのが私大医学部の入試です。制限時間以内にいかに基本的な問題を確実に得点できるかが大切だと思います。それを考えると、苦手科目を得意科目でカバーするというのは現実的に厳しく、入試科目は全科目、足を引っ張らない程度に一定レベルに引き上げる必要があります。

医学部に合格して今思うこと

定期テスト対策と入試対策を混同しないことが大切

名古屋高校は学校の進路指導が国公立志向ということもあり、学校の定期テストの勉強と私大医学部の入試問題は全く違うということです。といっても、僕は熱心に定期テストの勉強をしていたわけではありませんでしたが。。。。ただ、学校の勉強と医学部に合格するためにしなおした勉強が違うということはよくわかります。

ただし、医学部受験のための勉強をしていれば、学校の定期テストもある程度の得点がとれたんだろうなと今振り返ると思います。

充実した医学部生生活

学生生活は、医学部は他の学部より忙しいイメージはありますが、それでも時間に余裕があります。友人との時間を大切にしながら、大学の定期試験は先輩から過去の傾向を教えてもらうなどし、効率よく取り組んでいます。

国家試験対策としてはオンラインで予備校の授業を受講し、今から少しずつ対策をしています。卒業後は、いずれ、地元名古屋に戻り研修医生活を送りたいと考えています。

この記事の監修

 名古屋講師会_浅木真里

株式会社神戸講師会 教務部長浅木真理

大学受験指導歴19年、名古屋講師会創業時より医学部受験、難関大学受験のカリキュラム作成を担当。
数多くの生徒を難関大、医学部に合格させてきた講師会で、学習支援をしてきた受験生とその保護者は1000人超。

お気軽にお問い合わせください!

LINE相談 お問合せ

受付時間 平日14:30~22:00/土日11:00~22:00

052-764-9522