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現役の筑波大学医学部生へのインタビュー①

2024年01月03日

今回は、教務の浅木が現役の筑波大学医学部の学生に合格するまでと合格してからをインタビューしてきました。募集要項でけでは分からない、大学の雰囲気もお伝えすることができると思います。ちなみに、筑波大学は学部のことを学群といいます。文章中の学群とは学部のことです。

医師を目指したきっかけを教えてください。

 最初に医師という職業を意識したのは小学生のころでした。そのころ僕は喘息という病気を持っていて、定期的に病院に通っていました。喘息の症状は呼吸が苦しくなったり、息がヒューヒューしたりするのがメインだったのですが、夜に症状が出るときが多く、かなり心細いときもありました。しかし主治医の先生がとても優しく、なんとなく医師へのあこがれを抱いていました。でもなんとなくあこがれていただけで、具体的に医学部に入ろうとか中学受験をしようとかは考えていませんでした。

 本格的に医師を目指すようになったのは高校生の時です。僕の祖母が特発性肺線維症という病気にかかり、訪問診療を受けることになりました。訪問医療の様子について語る祖母が非常に安心した表情をしているのを見て、自分も人のためになるようなことをしたいと考え、医師を志しました。

現在、どの分野の専門をめざしているのか、その理由は?

 現在は泌尿器外科、消化器外科を志望しています。大学に入学した当初は自分が喘息を患っていたこともあり、呼吸器内科を志望していたのですが、臨床実習で手術を見学して外科系に興味を持ちました。そして外科の中でもロボット手術が盛んに行われている泌尿器外科や扱う臓器が多く、緊急性の高い疾患も扱う消化器外科に興味をもっています。とはいえ、臨床実習で回った科はどれも面白く見えてしまうので、まだまだ未定ですね。

筑波大学医学群に通ってみて、大学や友人の印象は?友人はどのような人が多いですか?

 ※筑波大学は学部を学群といいます。

 筑波大学に通ってみた印象としては、非常にスポーツが盛んというのが大きいです。筑波大学には体育専門学群という学群があり、ラグビー、サッカー、バスケなど多くのスポーツが全国トップクラスです。医学群の中にも体育会の部活に所属している学生も多くいるので、勉強もスポーツも極めたい!という方にはおすすめの大学だと思います。

他にも筑波大学は体育の授業が必修となっており、1年生と2年生の時に他の学群の学生と一緒に体育の授業を受けます。オリンピックのメダリストが担当している授業もあるらしく、かなり本格的な体育の授業を受けることができます。医学に関して言えばスポーツ医学分野が非常に発展しているので、スポーツドクターを目指して入学する人もたくさんいます。

友人はいろいろなタイプの人がいます。出身地や性格、将来の志望科など、みなそれぞれ違っています。共通点でいえば茨城と東京出身の学生が多いことぐらいでしょうか。1学年の中で東京と茨城出身の学生が3割ずつぐらいいて、残りの4割がそのほかの地域といった印象です。海外出身の学生や、一回社会人を経験してから再受験している方など、バックグラウンドも様々なので非常に楽しいです。

学生生活で楽しいこと、大変なことを教えて下さい。

 学生生活で楽しいことは、やっぱり友達と遊んでいるときですね。よく大学生の人間関係は薄くなりがちと言われてしまいますが、医学部に関しては違うと思っています。医学部は必修の授業が多く、1限から5限まで同じメンバーで授業を受けることも珍しくありません。同じ部活のメンバーなどとは1週間くらい寝るとき以外一緒に行動することも多々あります。

大変なことは勉強ですね。特に2年生が一番大変でした。筑波大学では2年生の前期に解剖学の勉強をするのですが、朝から夕方までずっと実習室に籠って解剖を行います。帰ってもその日の復習や次の日の予習をしなければならないため、かなり大変でした。実習だけでなく、テスト対策も大変です。医学部のテストは範囲が非常に広いので、効率よく対策をしないととても終わりません。しかも多いときには月に2回ほどテストがあるので、そういったときはかなり大変ですね。

医学部受験を振り返り、勝因を教えてください。

 僕が思う医学部受験の勝因は一度基礎の基礎まで立ち返ったことですね。僕は1年浪人をしているのですが、1浪目の春に苦手な科目や分野は教科書レベルから復習をしました。現役の時は受験に対する危機感が完全に欠如しており、苦手科目からも目を背けてなあなあにしていたので春の時点でそこに気づけたのはかなりの勝因だと思います。そこからだんだんと標準レベル、応用レベルと難易度を上げていきました。夏ぐらいまでは特に志望校対策は意識せず、科目の偏りなく学力を上げていくことを意識しました。

 他の勝因としては、ライバルの存在ですね。予備校の同じクラスに、東大志望の受験生がいて授業の合間などに息抜きで雑談をしていました。模試の成績上位者が張り出される予備校だったのですが、テストの点数では一回も勝つことができなかったです。逆にそれが良いモチベーションとなった記憶があります。

浅木より
やはり、基礎からじっくりと仕上げることが大切ですね!学校別の対策よりも、まずは実力対策です。

受験生活で大変だったことを教えてください。

 受験生活で大変だったことは成績が思うように伸びなかったことです。僕は数学と地理が苦手科目だったのですが、夏~秋にかけて実力があまり伸びず、メンタル的にかなり苦しかったです。ですが、特に勉強法や参考書を変えるようなことはせず、コツコツとやり続けました。もちろん間違った方法で勉強しているのなら修正すべきですが、苦しいときこそ同じことをコツコツと続けるのも受験生活においては重要なことだと思います。

 あとは推薦対策が大変でしたね。僕は1浪目に筑波大学医学群の推薦入試を受験したのですが、試験日が11月の下旬でした。そのためセンター試験対策も並行して行わなければならず、かなり大変でした。どのくらいの配分で勉強すればよいのか、正解が分からず非常に不安でした。

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この記事の監修

 名古屋講師会_浅木真里

株式会社神戸講師会 教務部長浅木真理

大学受験指導歴19年、名古屋講師会創業時より医学部受験、難関大学受験のカリキュラム作成を担当。
数多くの生徒を難関大、医学部に合格させてきた講師会で、学習支援をしてきた受験生とその保護者は1000人超。

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